ウユニ塩湖旅行3
穂高のFULLDAYツアー
列車の墓場に行きました。
この列車は、19世紀終わり頃にイギリスの会社が出資して出来た鉄道だそうです。
やがてチリとの国境争いで結局ボリビアは太平洋へぬける領土を失い、この鉄道では資源を運び出せなくなり、結局どうしようもなくなってイギリスは放棄したのだそうです。
ボリビアではこの鉄道を使い、1940年代まで資源の輸送をしていましたが、結局資源が産出しなくなり、そのとき放置されてそのままになっているらしい。
今では、鉄道マニア好きにはたまらない観光スポットになっていました。
ツアーのお兄さんが片言で、
「ニホンンジン、カガミスキ。ヨーロッパ人レッシャしかいかない」
って言ってました。
確かに列車の墓場ではいろんな外国人でにぎわっていましたけど鏡張りスポットには日本人ばかりでした。笑
ただただ、だだっ広い塩湖まで何十時間もかけて、鏡張りのなにもない景色をみにいくのって小さな島国に住んでいる私たちだけなのでしょうか?
住む景色が違えば魅力に感じるものも違うんだなぁと。
続いて製塩所の村、コルチャニ村に行きました。
かわいいお土産が安いしいっぱいあります。
ウユニの塩はここで買うとお買い得です。
おばあちゃんが作っているのは、リャマ料理。
リャマとは、ウユニ塩湖に生息するこぶのないラクダ。荷物の運搬役や、毛を衣服に使ったりしています。
標高が高いところでも生息できる動物なので、ウユニの人達にとって生活していく上で重要な動物。
続いて、塩の目
濃い塩水が湧き出ている場所だそうです。
ぶくぶくとガスも出ていました。
地下からいろんなガスや鉱物が沸いているらしい。
実は、ウユニ塩湖は世界の全埋蔵率約50%のリチウムが眠るといわれているそう。
リチウムは世界で一番軽い金属で、スマートフォン・PCのバッテリーで用いられ世界中で需要が急増しているが、ボリビアはウユニ塩湖の開発を拒否しているみたいです。
こんなに経済を豊かにする資源があるのに、開発しないのはボリビアにとって不利益な条件での外資開発が原因だそうです。
わたしがボリビアに行って感じたことは、裕福さや近代的な国のイメージはなかった。
旅で出会った人たちは、冷たく気取った印象もなく、愛想がよくあたたかな印象をうけました。
ウユニ塩湖で食べたイタリアンのお店では、キッチンの奥で子供が調理の手伝いをしていたりして
学校もいけない環境なのかな?と感じました。
日本は義務教育で、貧しくても生活保護があり、自由で、今は人手不足で仕事があふれていて、いろんな国に旅行もできる。(15年後あたりからの日本の経済は考えたくないが…)
産まれる場所が違えば、こんなにも人生が違うんだなと感じた。
これからのボリビアは、リチウムの資源で経済が発展して生活が豊かになり、
これからも自然を大切にする国になってほしい。
日本の企業もウユニ塩湖のリチウム開発を計画しているみたいだけれど、ボリビアの発展もかねて開発をしてくれたらなと願っています。
すごーく話がそれました。すいません。笑
旅をしていろんなものを見て感じて、
それを忘れないように旅行記にとどめとこうと思って書いているので、ご了承ください。笑
ウユニ塩湖旅行4に続きます~